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名前は「明樹理」(あきら じゅり)
日本人。つややかな黒髪がチャームポイント。お屋敷に住んでいたお嬢様だったが、一年前に(改訂)両親をなくしやさしいおじおばの家でやっかいになっている。おっとりした気立てのよい子。すんでいるところはさびれた中流階級の街。(あくまでもさびれているので戦火はあんまりこない)。あるとき、戦火にまきこまれ逃げている最中におじおばと別れ別れになる。九夜は両親がなくなるまで家庭教師をしていた。今でも慕っている。
一人でさまようキャラに絡んでくる兵士がくる。それから逃げようとしてサイキック、念動力が発現。
信じられないキャラ九夜の親友であるキャラ(NP)に助けられられる。そのままつれて帰られるとそこは宮中。幼い三男と出会う。人目で三男に気に入られ奉公することとなる。初めは右も左もわからなかった宮中のことも把握し、三男が危険なところにいるとわかってくる。母性本能が強く三男を守る気持ちが強くなり次第にサイキック能力が開花していくがそんな自分に戸惑いも感じる。あるとき刺客がやってきて樹里のサイキックは最高潮に達して相手を倒す。その腕を買われて三男の護衛もかねることになる。
常に平和を愛し、この戦争状態をどうにかしたいと悩むが一少女にはどうすることもできない。ただひたすら祈り、三男を守ることだけである。
お屋敷にいたころからおじおばの家では「あたくし」と言っていたが成長するにつれ「わたし」という一人称に変わる。戦争はいつになっても終わらない。戦争のあとにはまた戦争が起こる。それでも平和を求める気持ちは失ってはいけないと強く心に刻み三男とともに新政権をもりたててゆく。
プロローグ
「おかあさま。おとうさま。樹里は今日も元気ですよ」
写真の中で笑っている両親に向かってあたくしははなしかける。あたくしは毎晩こうして両親へ一日の報告をする。写真の中の両親は笑顔でいっぱいだ。だけどその両親も戦禍の中で命を落とした。憎むべき戦争。だけどあたくしは憎いとは思わなかった。人の心が戦争を生み終わりまた生み出していく。この繰り返しのループは消えることがない。あたくしにできることといえばただこうしてお父様とお母様に一日の報告をするだけ。ふと隣にある写真のフレームにも目が写った。そこには一年前まで家庭教師をしていた九夜さんが無表情で写っていた。写真を嫌っているのを無理やり撮ったのだ。せめて最後の記念にと。笑えば素敵なのに。
両親とすべてを失ったするどい悲しみはいつしか鈍痛へと変わってきている。あたくしの目から水滴がぽとり、と落ちた。
あわてて両目をこする。
「泣いてなんかいませんわ。ただ目から水が出てきただけです」
あたくしはそうつぶやくと早速就寝した。
何時ごろだろうか夜半にかけて赤い光が窓から差し込んでいた。
「樹里ちゃん。おきて。火事よ。戦争が来たの!!」
「そんな。こんなさびれた街にまで・・・」
「帝都ですからね。急いで避難しましょう」
あたくしとおばとおじは一緒になって家を出た。どこへいくあてもない。でも逃げないと死んでしまう。焦燥感だけがあたくしたちの心を占めていた。
「あ・・・」
あたくしはふと部屋においてきた写真を思い出した。
「樹里ちゃん!!」
立ち止まった瞬間おばさんの手からあたくしの手がするりと抜けた。
「おばさん! おじさん!」
人ごみに流されあたくしはおじさんともおばさんとも離れ離れになった。
「どうしましょう?」
のんびり構えている暇はない。あたくしは身を隠す場所を探し始めた。
そこへ一人の兵士が目の前に立ちふさがった。
「ふん。小娘じゃないか。うろちょろしよって。お前など俺様が・・・」
強く腕をつかまれた。
怖い!
助けて!
あたくしの中で何かがスパークした。
「なにぃ。お前サイキック能力があるのか?」
よろよろと兵士が立ち上がりながら言う。サイキック能力? そんな珍しいものは持っていない。でも今何が起こったのかはわからなかった。ただ何かを起こしたのだと理解するにとどまった。
「おい。こんなお穣ちゃんにおいたはいけないな」
背の高い男の人が兵士のぐらをつかんで放り投げた。
どさっ。
兵士は気を失ったのかぴくりともしない。
「来な。嬢ちゃん」
「あたくしは嬢ちゃんではありませんわ。明樹里という名前があります!!」
嬢ちゃんと子ども扱いされたのが妙に腹が立った。あたくしはくるりと背を翻そうとした。そのとたん強く肩をつかまれた。
「だから。ここじゃ危ない。安全な場所へつれていってやるから心配するな」
大人の男の人の冷静な声があたくしの何かを安心させた。この人なら大丈夫。心の声が聞こえてきた。
あたくしはこの見知らぬ男性の後ろについて歩き始めた。
以上が仮のプロローグです。また設定つめなどで変わります。
本来はノートに書き出してから書くので今は直接入力で決めた段階です。矛盾点などあればご指摘ください。